2017年07月31日

漢字の部首『ひよみのとり』

漢字の部首を答える問題です。
『配』と『酒』です。

さすが最レベです。同ページ内でこの二つの字を問題に出してきて、部首を答えろというのです。楽しすぎます。

娘の回答は、『おのれ』と『さんずい』。知らなきゃそれまでですので、仕方がありません。

『配』は『とりへん』。酉(とり)が偏になっています。十二支の酉ですね。

『酒』は『ひよみのとり』です。

こういう問題をただの暗記モノとしてやってしまうと、面白くない上に忘れやすくなります。漢字一つとっても歴史やドラマがあります。娘との勉強タイムを楽しんでいるパパはこんな感じの説明をしました。


父「酉の字は、十二支の酉のこと。実は十二支っていうのは動物の話から始まったんじゃないんだ。もともと植物の成長の話なの。子(ね)は種の状態。丑(うし)は種まきの頃。土の中で、芽を出す準備をしているところ。寅(とら)は芽が出てきたところだね」

十二支は動物の話ではなく、しかも植物の話が最初なわけでもないのですが、漢字学習のときには、ひとまず、植物での十二支をイメージできるようになったほうがいいでしょう。

父 「十二支言える?」

娘 「ね、うし、とら、う、たつ、み、うま、ひつじ、さる、とり、いぬ、い」

しっかり覚えていました。
たくさん読み聞かせをした甲斐もあります。

父 「植物が育っていくのを1年間に割り振って、それぞれの時期を示しています。酉(とり)は10番目。秋の頃の熟した実がなることを示すんだね。だから酉の字には、熟するっていう意味あるの。醤油の『醤』とか、醤油とか納豆の発酵の『酵』とかね。発酵することでお酒ができるから、『酒』とか『酔う』とかも酉」

小学2年生に酒の話をするのは早すぎだが、言葉を教える以上は仕方がないのです・・・。

父 「植物の1年間に割り振ってるから、植物の時期に合わせて、十二支は暦を示すものになった。だから、日読みの酉っていうんだよ。日読みの午もあるよ。酉と鶏、午と馬を区別していうために、『ひよみの』を付けて言って区別するんだね」

娘 「へ~」

理解してくれたようです。
これで『ひよみのとり』ということばも記憶に残りやすいでしょう。

父 「酉が左について偏だったら『とりへん』、偏でなければ『ひよみのとり』ね」

まだパパの酉談義は続きます。

父 「酉の月っていうのがあるのはわかったと思うけど、酉の年、酉の日っていうのもあります。酉の年は12年ごとに順番に来るね。酉の日も12日ごとにきます。今日が酉の日だったら、12日後がまた酉の日。毎日十二支の日があるの。酉の市に行ったことあるよね?」

娘 「・・・ない」

母 「あるよ。熊手買いに行くのに一緒に行ったじゃない。花園神社に」

思わず妻からのツッコミ。妹が熊手を買いに行くのに、娘がついていったことがあるのは、もう記憶にないようです。小学生はインプットが多い分、忘れるのも多いです。

父 「11月の酉の日に酉の市っていうお祭りがあって、ヤマトタケルが祀られている神社でやります。ヤマトタケルは商売繁盛の神様でもあるから、商売繁盛のための熊手とか売ってるんだよ。見世物小屋に妖怪がいたりするんだって。ろくろっ首とかいるかもよ」

娘 「いないよ、絶対にいない」

まだお化けとか妖怪とか、怖いと思っている年頃です。

父 「ヤマトタケルが亡くなって白鳥になったのは11月の酉の日でね、それで酉の日にやるんだって」

母 「大鳥神社とかね」

娘 「白鳥じゃないの?」

父 「大鳥ってのは白鳥のこと。関東地方では大鳥神社はもそうだけど、ヤマトタケルが祀られているのは、大阪府の大鳥大社が総本社。いつか見に行けるかな」



これがわが家の日常の家庭学習。漢字の部首の話から、干支、神社、神話、地理とごちゃまぜです。今日の話を全部覚えている必要はないのです。物事の関連付けができていれば、しっかりと理解できるようになります。どれかを覚えていれば、『ひよみのとり』という言葉を忘れても、思い出しやすいことでしょう。

極論をしてしまうと、話したことの大まかなことを知っていれば、『ひよみのとり』という言葉を忘れたとしても、良い成長ができるはずなので、それはそれでいいんです。

逆に、今日の話を全部しっかり知っているような小学生だらけだったら、小学校の先生は大変です・・・。

ジャンルを超えてごちゃまぜに話をして理解してもらうには、前提となる知識は必要です。今日の酉の話の場合は、干支とヤマトタケルです。どちらも絵本で何度も読んだので、しっかりと身についています。

干支の絵本や幼児用書籍はたくさんありますが、古事記は、なかなかちょうどいい本がありませんでした。

タイミングよく見つけたのがこの本。

東京書店_大人も子どもも読んで、聞かせて、楽しんで_日本の神様のお話の本の表紙画像.jpg


娘が5歳のときに買い、興味を持ってくれたので、何度も読み聞かせをしました。娘が自分でも読んでいた本、8歳になった今でも読んでいることがあります。

子供向けと侮るなかれ。普通に物語としておもしろいですし、古事記や神様への基礎知識が少ない人も、十分楽しめます。

日本の神様の名前、基本中の基本で、このくらいは知っておきたいところです。
アマテラス
スサノオ
ツクヨミ
イザナキ
イザナミ
ニニギ
コノハナサクヤビメ
イワナガヒメ
アメノウズメ
サルタヒコ
ヤマトタケル

パズドラで名前は知ってる、なんてご時世ですけどね。



十二支の話とセットの十干の話は、今日のところはしませんでした。十干の説明をするために、古代史や五行、陰陽などのことも説明する日も、いつか来るのでしょうか。







posted by irodori at 00:00| Comment(0) | 家庭学習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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